低反発マットレスと高反発マットレス(ご参考)

 

古くからのコイルマットレスと

最近の低反発マットレス

高反発マットレス

古くからあるマットレスは、厚みがあって重くゴージャスな感じのものが好まれてきました。

コイルバネの反発力を利用しており、独立したバネのポケットコイルタイプと、連結して繋がっているバネのボンネルコイルタイプの2通りがあります。

 

ポケットコイルは、体の凹凸に沿って体を柔らかく支えます。

横向きに寝ることが多い方は、ポケットコイルが向いているでしょう。

仰向けに寝ることが多い方には、おしりが下がり気味になるため、腰痛になるリスクがありそうです。

 

ボンネルコイルタイプは、体を面で支えるので、畳に敷布団のような硬めの感じです。

仰向けに寝ると、水平に近い姿勢になり、腰痛のリスクは少ないでしょう。

ただし、このボンネルタイプでも、柔らかめのマットレスを選ぶと、腰を痛めがちです。

 

この2つのタイプのいずれも、重くて動かせない洗えないなどの欠点があります。

 

これに対して、コイルバネ以外で反発力を生む素材としてウレタンがありますが、安価ですがヘタリ易い、臭いがするなどの欠点があります。

また、通気性が悪く、カビが生えやすい欠点もあります。

 

これに代わる素材として最近注目を浴び広く使われるようになったのが、特殊な素材でできた低反発マットレスや、化学繊維を絡めたり、編み上げたりして反発力を生む繊維構造体の高反発マットレスです。

 

どちらもコイルタイプのマットレスに比べて、はるかに軽く、又、薄くても反発力を生み出しています。

比較的厚手のものは、マットレスとして使われます。

薄手の物は、マットレスパッドとして、マットレスや敷布団の上に敷いて使います。

 

 

低反発マットレス
体の凹凸に沿って沈み込み、体全体を包み込むように支えてくれるマットレスです。

 

手で押さえると手形が暫く残っている程弱い反発力です。


このタイプのマットレスは、確かにお尻や背中が圧迫されて痛むことはありませんが、仰向けに寝ると
腰が沈み込むので腰痛の方には向いていないようです。

寝返りが打ちにくく、夏は暑いようです。

向きに寝ることが多い方には、凸部の肩やお尻も柔らかく支えてくれるので良いようです。

 

ポケットコイルのマットレスを更に柔らかくしたような感じです。

 

高反発マットレス

強めのクッション素材で体を支えるタイプのマットレスです。
マットレスの上に敷いて使う
マットレスパッドでは、ウレタンフォームや繊維構造体が使われています。 

ボンネルコイルの硬めのマットレスは、高反発マットレスと呼べるのではないでしょうか。

 

洗えない厚手のマットレスには、汗取りのためなどの目的で、マットレスパッドを敷いて使うのが一般的です。

このマットレスパッドは、汗取りだけの簡単な物から、クッション性(体圧分散性)を持たせたものまで色々な種類のものがあります。

 

ここまでの話をまとめると

 

コイルタイプマットレス

ポケットコイルタイプとボンネルコイルタイプがある。

ボンネルタイプは、高反発タイプ的。

コイルタイプのマットレスは、ゴージャスですが、重くて洗えない。

ウレタンフォームマットレス

通気性が悪いので汗っかきには夏は耐えられません。
更に、使っているうちに反発力が弱まって「へたる」心配もあります。
 

 

特殊素材の低反発マットレス

体を包み込むような柔らかいクッション。

横向けに寝るには良いが、仰向けで寝ると腰に悪い。

夏は暑い。

マットレスパッドが主な商品。


繊維構造体の高反発マットレス
弾力ある化学繊維だけで作られていますから
軽い。

厚手のものは、マットレス。

薄手の物は、マットレスパッド。
水平に近い姿勢で寝られるので、腰痛の予防・対策に良い。

それでは、私がお勧めする繊維構造体の高反発マットレスについてお話します。
繊維構造体の代表的なものは、次の3種類です
 
 繊維構造体1 弾力性のある繊維を、グシャグシャと丸めて、反発力を生み出すタイプ

                  

このタイプの構造体は、耐久性が課題でしょう。
半年くらいで反発力が減って「底付きする」ようなマットレスもあるようです。

構造体単体では通気性は良いのですが、繊維の切った端が体に触れると痛いので、一般に布カバーに入っています。(単体だけを販売しているメーカーもあります)
電気毛布などの暖房器具や布団乾燥機が使えないものがあります。
エアウィーヴ、東洋紡ブレスエアーなどがこのタイプです。

 
繊維構造体2 弾力性のある繊維を、縦に並べて反発力を生み出すタイプ

                  

反発力は強めで点や線でなく面で支えるので、寝心地に違和感を感じることがあります。
寝返り時に、ギシギシという繊維のこすれる音が気になることがあるようです。
旭化成フュージョンを使ったマットレスなどがこのタイプです。


  
繊維構造体3 弾力性のある繊維を、波形に熱成形して反発力を生みだすタイプ

メディカルコンフォートだけが、このタイプです。

               

少ない材料で丈夫な構造物を作ることができます。
この波型構造体のおかげで、他のマットレスには無い優れた性質が生みだされています。

身近なところでは、段ボールがこの波型構造で、紙にも拘わらず優れた圧縮強度を実現しています。